海外旅行をしているなら、海外キャッシングがレートが一番よく、繰り上げ返済という手間を除けば使い勝手も良いものです。
しかし現地の銀行ATMを利用するので、デメリットがあります。
海外旅行を良くしている筆者も、このデメリットに当たってしまいました。頭ではわかっていても、実際に直面するとかなり焦り、現地でしておくべきポイントを忘れてしまいました。
そこで、今回は海外キャッシングをするときの注意点と現金が出てこなかったときの覚え書きをご紹介。これから海外旅行をしている方に知っていただきたいポイントをまとめていくので、ぜひ参考にしてください。
よくある海外ATMのトラブル
最初によくある海外ATMのトラブルをご紹介します。これから海外旅行に行かれるなら、こんなトラブルもあることを念頭に置いておくとトラブルもスムーズに解決できます。
キャンセルしたのに請求される
海外ATMでキャッシングをしたときに、キャンセルをしたのに請求されるというケース。キャンセルする理由には、2つ種類があります。
1つは、レートが悪い場合。通常だと為替レートに現地銀行の手数料を上乗せしたレートがあるのですが、条件が劣悪という場合があります。
他ではありえないほどのレートを表示させて、オッケーを選択すると損をするパターン。事前にアプリなどで最新のレートをチェックしておくと、おおよその検討が付くので、銀行レートが悪い場合にはキャンセルします。
場合によっては、キャンセルしたのに請求されるということがあるようです。(ネットでもこのケースの報告あり)キャンセルしたからと言って油断できないのが海外のATM。
別のキャンセル理由は、ATMに現金がない場合。日本だと「ATMにお金がないなんてありえない!」なんて思われるでしょうが、海外のATMならあり得るんです。
筆者の場合、引き出し直前までいって、お金がなかったのでキャンセルされたことがあります。ATMがお金を数えている音はしているのですが、途中で止まってしまうんですね。
その後、取引がキャンセルされたとの表示。仕方がないかとそのATMを後にしました。後日、このATMから請求があったことに気付きます。ATMにお金が入っていないのも取引をキャンセルする理由です。
ATMに現金が無くて出てこない
ATMにお金が無くて出てこないというのもトラブルです。取引がキャンセルされる場合もありますが、そもそもお金が入っていないので、取引すらできないという場合もあります。
ATMにお金が入っていないと表示されていることもありますし、ATMが動かないということもありました。そもそもATMにお金が入っていないなら、足してくれ!と思うのですが、売り切れみたくその営業日はそのまま放置なんてこともあります。
ATMでお金が詰まる
ATMでお金が詰まるということもあります。これも日本のATMなら問題ないのでしょうが、海外ならあり得ることです。取引をして、現金を引き出すときになって、出口でお金が詰まっちゃうんです。
詰まったらもちろん出てきません。日本のATMなら即対応してくれるでしょうが、海外なら何が起こるか分かりません、後日対応などとなれば、旅行の日程によっては対応できないなんてこともあります。
ATMの電源が落ちる
次のトラブルなのですが、ATMの電源が落ちてしまうというものです。これはインドで経験したことなのですが、ATMの操作中に電源が落ちてしまうことがありました。
ATMはそのまま再起動。クレジットカードが中に入ったままだったので、冷や汗たらたらです。幸いなことに、再起動後にクレジットカードが出てきたいので問題なかったのですが、海外のATMの怖さを経験しましたね。
電気のインフラが整っていないところでは、電源が落ちる可能性もあるんですね。
海外キャッシングでATMを使った証明が必要
覚えておくと良い点として、海外でATMを使ってキャッシングをしたという証拠は大切になります。仮に問題なくキャッシングできたとしても、そうでなかったとしても使ったあとに証明になるものを残しておく方が良いでしょう。
レシートを残しておく
まず証明になるのは、レシートです。取引がキャンセルになっても、成功してもレシートが出てくるはずですので、残しておきましょう。
地元の人は、そのまま捨ててしまった利しているかもしれませんが、レシートは絶対に残しておきましょう。大事なことなので、もう一度言いますが、レシートは残しておきましょう!
このレシートがあるだけで、後からトラブルになったときの説明のスムーズさが違います。うっかり捨ててしまいそうですが、財布に入れておくなどしておき、しっかりと保管しておくのはおすすめです。
ATMの写真を撮っておく
もしくは、ATMの写真を撮っておくのもおすすめです。海外のATMでは、ATMの前面にATMの番号が記載されていることが多いです。ない場合もあるかもしれませんが、いずれにしても写真があると便利。
ATMの番号が分からなくても、どのATMで使ったかが分かるだけでも違います。もしインターネットに接続されている環境なら、グーグルマップでATMの現在位置を出してみると、なんというATMなのかが表示されます。
このATMの名前を出すだけでも、やり取りできます。写真を撮っておくか、グーグルマップでATMの名前を出してスクリーンショットを取っておくだけでも、かなりスムーズになりますよ!実際にこの方法で、難を逃れました。
ATMで現金が出てこなくなった例
1:インドのATMで電源が落ちた
取引をしている最中に、電源が落ちて再起動がかかりました。カードが中に入っていたのですが、再起動後にカードが返ってきました。
電源が落ちたのは、現金が数えられているときです。現金が足りなくなったのか?途中でいきなり電源が落ちたのでびっくりしましたね。
2:現金不足で出てこなかった
現金不足で、指定した金額に届かないとキャンセルになって、しかも後日その分が請求されることになりました。このときは、キャンセルになったというレシートが発行されました。このレシートは証明になりますね。
ちなみにこのトラブルもよくあるようです。なので、そんなに珍しいことではないみたいですね。
海外キャッシングでトラブルがあったときの対処法
海外キャッシングでトラブルがあったときの、対処法をご紹介します。
ちなみに、筆者は2回ATMにやられたのですが、2回とも返金してもらうことに成功しました!自分で、以下の点をしていなかったので、複雑になったり、説明しないといけなかったりしましたが、次のポイントを抑えておくだけで良いですよ!
1:ATMを使う前に確認する
まずは、ATMの確認です。スキミングなどの危険がないかの確認はもちろんですが、古いATMだったり、郊外のATMなら要注意です。ちなみに、こんなATMですが、中は意外とキレイな新しいATMでした。
インフラが発達しているところなら問題ありませんが、電気も供給も不安定なところなら、できるなら都市部の方が安定しているので、ATMの電源が落ちるなんてことを避けられます。
後は、現金が入っているのかの確認です。できるなら、午前中に引き出しておくことがおすすめです。国によっては午後になるとお金が少なくなってそのままになっていることも。。。もちろんお金が入っていない状態であれば、使えないとの表示が出ていることもあります。
2:現金を引き出す
通常のキャッシングと同じように引き出します。もちろん海外での引き出しなので、スキミングされないように暗証番号を打つときには、手でかざして少しでも予防しましょう。
3;ATMのレシートを忘れずに持っておく
ATMを使ったあとに、レシートが発行されます。引き出しに成功すると発行されないケースもありますが、キャンセルになったときにのみ発行されることもあります。上のようなレシートが出てきます。
いずれにしても、この紙切れと思うレシートが大切な役割を果たす時もありますので、取っておきましょう。
4:ATMの写真を撮っておく
別の対策方法として、ATMの写真を撮っておくこと。これは取引に成功しても取っておくようにしましょう。というのも、いつトラブルが発生しているのか、予想できないからです。正しくキャンセルされたかのように見えて、後から請求があることも!
その時に、どこのATMか分からないと話が進まらないので、ATMの写真を撮っておく習慣を持つと良いですね。
5:WEB明細をよく確認しておく
次にWEB明細をよく確認しておきます。キャッシングをすると、すぐにメールが来る設定になっていると分かりやすいですね。でも、このメールというのは、「仮」の状態なので、WEB明細に出てから始めて請求される対象になります。
筆者も明細をチェックしておいて、請求が上がっていることに気が付きました。というか、気づかなかったら、そのまま利息が必要になっていたんですね。なので、キャッシングしたあとはWEB明細をこまめにチェックしておくと良いと思います。
別の注意点なのですが、使用したというメールだけでは判断できないということです。利用するとすぐにメールが来るような設定になっているかもしれませんが、このメールではまだ判断できません。銀行がキャンセルになったというデータを送ってくれる可能性があるからです。、
6:現地銀行に問合せする
もし、キャンセルになったものが請求されていると、現地銀行に問合せしてみることが必要です。もし明細の方で計上されていると、キャッシングされたことになります。そうなったときに問合せが必要で、使用したというメールでは、まだ請求ではないので注意しましょう。慌てて電話しても、仮の明細なので、判断できないと言われてしまいます。
7:問い合わせの結果をクレジットカード会社に連絡する
銀行に問合せのメールをすると、何かしらの返信が来るでしょう。その内容をクレジットカード会社に問い合わせて確認します。筆者の場合は、銀行からクレジットカード会社からの請求?が必要との情報がありました。
そこでクレジットカード会社(楽天)に、楽天カードから相手先銀行にメールで対応してもらうことをお願いしました。この時に、案件番号と相手先銀行をカスタマーセンターに伝えましたクレジットカード会社に相手先銀行に連絡してもらいます。
8:調査の結果が連絡される
案件番号と相手先の銀行を伝えたら、後はクレジットカード会社と銀行のやり取りになります。しばらくすると、クレジットカード会社から調査の結果が知らされます。私の場合は、クレジットの履歴から、すでに利用されたことになっていて返済されていた分を、引かれる形になっていました。
海外キャッシングにおすすめのカード
海外キャッシングにおすすめのカードをご紹介します。とりあえずこの2枚があれば、大丈夫というカードです。
エポスカード(ゴールド)
エポスカードは、ATM手数料もかかりますし、繰り上げ返済に電話が必要なので、めちゃくちゃ利便性が良いわけではありません。でも、空港で役立つんです。エポスカードのゴールドカードであれば、ラウンジに入れます。
といっても、カード会社のラウンジなので、めちゃくちゃ豪華ではありませんが、それでもドリンクとお菓子があるので、少しリラックスできますね。
個人的には、ATMでお金が出てこなかったときに、エポスカードには銀行からすぐにキャンセルデータが行きました。それで、通知メールは来たけど、請求はされないということになりました。銀行の問題かもしれないのですが、ちょっと信頼度アップしたカードです。
セディナカードjiyuda!
こちらのカードは、ネットで繰り上げ返済できるのが魅力です。セディナカードでも、リボ払いに特化したカードなのですが、設定を変更すれば一括払いも可能です。繰り上げ返済をネットで完結できるのは、大きなメリットですね。
今までは、WEB明細を確認して、LINE電話(LINE電話なら繰り上げ返済の電話をしても50円くらいしかかかりません)で電話をして、振込をしていたのがネットだけで返済できますね。セディナカードも海外キャッシングに便利なカードです。